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130908_サンル川観察会 

サンル川観察会に参加しました。

web版北海道新聞が動画記事をあげています。良い編集です。



工事の手が徐々に伸びているのが気になります。
決まったことだから、と諦めるのは、お人好しに過ぎます。
決まったことでも、凍結させる、中断させる、撤回させる、
できてしまったあとでも撤去させる、ための活動は無意味ではありません。

カテゴリ: サンル川

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130623_トーク&ワークショップ「みんなでまもろう!ヤマメたちの川」 

サクラマスまもり隊!主催のトーク集会&ワークショップ
「みんなでまもろう!ヤマメたちの川」
が開催されます。

2013年6月23日(日)14:00-16:30
北海道クリスチャンセンター(札幌市北区北7西6)

■おはなし&スライド
 ・シマフクロウにみつめられて
   (小野有五 北海道の森と川を語る会 代表)
 ・みんなでヤマメのすむトコタン川を守った!
   (榊原大地 北海道山女魚を守る会)
■ まもり隊ワークショップ
 ・絵本の読み聞かせ:村上康成著「ピンク、ぺっこん」
   (橋本泰子 サンル川を守る会)
 ・0歳から親子で楽しむサクラマス/ヤマメのクラフト制作
   (ぬりえと釣りあそび)
*申し込み不要、参加無料、資料代300円

カテゴリ: お知らせ

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130506_【真駒内川】現場観察記録 

真駒内川は札幌市内を流れる豊平川に注ぐ流長20kmほどの川で、豊平川との出合い地点にはサケ科学館があり、サケやサクラマス(ヤマメ)の稚魚が放流され、親魚は海からこの川に帰ってきます。

より大きな地図で 130506_makomanai を表示
このグーグルマップを拡大別表示して、ぜひ各地点を確認したり、衛星写真で見てみてください。

001P1000572[1]
真駒内アリーナのそばで真駒内川は豊平川に合流します。手前を右から左に流れるのが豊平川です。

002P1000601[1]
合流点直上の真駒内川、一部の石は人為的に配置されています。

003P1000604[1]
近くのサケ科学館で展示されているサクラマスの稚魚ヤマメ。
サクラマスはサケと同じく川で生まれ、メスは海で育ちふたたび川に戻って繁殖するという生態をもった日本海沿岸のみに棲息する固有種ですが、ここ数十年で急激に減少し絶滅を危惧されています。
その大きな原因は、川に作られる構築物が引き起こす環境悪化です。川の健全性を評価する指標として、サクラマス、ヤマメが十分に繁殖できる環境にあるかどうかは重要なポイントになります。
hiyeda1.jpg
産卵のため溯上するサケ、サクラマス(奥)の親魚(hiyeda.com「サクラマス2」ページより)

004P1000592[1]
体長50-60cmのサクラマスの親魚は、このような、湧き水の湧く、小さな石のある、浅い川床に産卵します。大きな石では尻尾で掘り起こせず、泥では稚魚が呼吸できません。湧き水は適正水温を維持し新鮮な酸素を稚魚に提供します。
ごく当たり前の川床に見えますが、このような良好な場所は、真駒内川全域でごくわずかなのです。
上流に作られた砂防ダムにより、真駒内川の川底は慢性的に土砂(砂礫)が不足しており、魚類生息環境の悪化、さらには異常浸食による川自体の破壊が進行しています。

以下、真駒内川の最上流部から下っていくことにします。写真の場所は上掲のグーグルマップにマークしています。
011P1000562[1]
最上流の空沼ダム(S46竣工、魚道なし)、堤高が15-20メートルと巨大です。

012P1000564[1]
ダムは堤高いっぱいまで砂礫が堆積し、数百メートル上流まで谷を埋め尽くしています。

013P1000567[1]
堆積土砂には潅木が生長し、樹林化しつつあります。

014P1000563[1]
ダムが満砂のため、ダム下にわずかな土砂が流下していますが、砂礫が不足した川床です。

015P1000553[1]
その下の常盤2号砂防堰堤(S53、魚道なし)。ここも満砂です。

016P1000554[1]
砂防ダムの上流には堆積が生じ、下流は砂礫が供給されないだけではなく、そこにあった砂礫が水の運搬力により運び去られます。
この作用により、川底が下がり(河床低下)、大きな石だけが残る状態(粗礫化)になり、岩盤地層が露出(露盤化)し、岩盤が弱い場合、岩盤の浸食による渓谷化(キャニオン化)が進行します。
◎河床低下と山脚崩壊のメカニズムについては「流域の自然を考えるネットワーク」のサイトに分かりやすい説明があります。

017P1000547[1]
常盤3号佐伯堰堤(S61、魚道なし)。これも大きな構造物です。
浅いダム湖を形成していますが、渓流魚は泥底で流れのないダムには棲息しません。

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常盤1号砂防ダム(S52、魚道なし)。ここも下流の粗礫化が顕著です。

019P1000537[1]
同ダム下流。河岸の土壌がえぐられているいるのは、砂礫が持ち去られ、河床が低下して、河岸の石がずりおち、増水時に一気に浸食が進むためです。
このように浸食が進行する川は増水時に流出する土壌のため濁りを生じ、川底を泥で埋めるため、魚類や水棲昆虫の呼吸ができなくなり、生態系的な貧困化が進みます。

020P1000535[1]
一見、よく保全された川に見えますが、河床低下して両岸が浸食され、露盤化も進んでいることがわかります。

022P1000525[1]
1号床固工(S60、魚道あり)。ここまで下るとやっと魚道がありました。つまり、ひとつ上の常盤1号砂防ダムが溯上する魚の到達できる限界点です。
021P1000524[1]
ここの下流も露盤化しています。
ダムの上流は数百メートルにわたって過剰堆積しダム湖化します。一方、下流も数百メートルにわたって路盤化します。それによって、魚類にとって住みやすい、産卵に適した砂礫の川底の範囲も狭まります。
上流ダム群はここまでです。

031P1000577[2]
周辺に住宅が増える、みずなら橋より下流を臨む。この区間2kmは「自然区間」とされ、両岸、川底ともあまり手がはいっておらず、河畔林もあります。しかし、砂礫はすくなく、柔らかく浸食されやすい凝灰岩地層が見られます。

032P1000574[1]
更に下って、常盤1号橋上流。河床低下により、凝灰岩の露盤が現れ、河岸浸食が進んでいます。
033P1000575[1]
本来、護岸の役目を果たす川原の石は、上流から供給されず、流れ去る一方です。

034P1000578[1]
「自然区間」は常盤1号橋で終了。ここから下は行政の言う「小規模改修工事」の延伸区間です。

035P1000579[1]
常盤1号橋から下流はいきなり河畔林がなくなっています。

036P1000582[1]
自然石をコンクリートで固めた堤を土で覆っていますが、流れの屈曲部外側(攻撃面)の浸食力の計算違いか、すでに表土がもっていかれています。屈曲部内側(堆積面)に必要ないはずのブロックが設置されています。

037P1000581[1]
すぐ下でも表土がもっていかれています。

038P1000584[1]
常盤人道橋と藻南学園橋の間のNo.6斜路工。数年前に被災して作り直したばかりとか。ここも増水で容易に表土がもっていかれそうです。河畔林がなく、砂礫に乏しい川底では、魚は居つきません。
このあたりは、以前は下のような場所でした。
SP-5200上流[1]
河畔林が鬱蒼としげり、砂礫河床のある平滑な流れでした。河畔林を皆伐し、堤をかさ上げし、川底にあった砂礫をさらってコンクリートで貼り付けたのが、今回の工事です。

039P1000588[1]
藻南学園橋を下流から臨む。
自然石コンクリート護岸がなくなり、川底から引き上げた石(!)で土堤を僅かばかり覆っています。
左側の岸は凝灰岩の露盤が見えており、川底も露盤化していることが想像されます。
ここは一気に河床低下がすすむ可能性があります。
藻南学園橋上流[1]
藻南学園橋付近も、2005年にはこのような場所でした。(Copyright @ MK)

040P1000591[1]
今回のゴール、真駒内1号橋の上流では、きわめつけのキャニオン化が進行していました。
砂礫が上流から供給されず、川の運搬力により持ち去られる一方のため、粗礫化、河床低下、露盤化が進み、弱い凝灰岩地層が流れに削られています。
◎河床低下と山脚崩壊のメカニズムについては「流域の自然を考えるネットワーク」のサイトに分かりやすい説明があります。

041P1000590[1]
かつてのコンクリート護岸は水面より2mも上になり、深い谷が刻まれつつあります。この谷の落差があと1メートル進行すれば、サケもサクラマスも溯上できなくなるでしょう。
(事実、本流である豊平川は、藻南公園下でこのキャニオン化が大規模に進行し、すでに溯上困難です。)

行政は、真駒内川流域河床低下対策検討会を発足させていますが、コンクリートの床固工で、露盤化した川の浸食力に対抗するつもりのようです。

川床の砂礫は浸食を防ぐ自然の舗装であり、流れを穏やかにするおもりの役割を果たしています。また、河畔林の根は河岸を強化しています。しかし、行政の治水・砂防事業はこれらを取り去ろうとする方向ばかりです。

満砂の空沼ダムから砂礫を運んで露盤化した箇所に入れれば、少なくとも当面の間、流れが直接凝灰岩をえぐることはなくなるのではないでしょうか。
川岸にヤナギやハンノキなどの河畔林を再び繁茂させれば、堤は強化され、増水時の流れへの抵抗にもなります。
砂礫と河畔林は川を保全し、生き物たちに棲息と繁殖のための快適な場所を提供しています。

004P1000592[1]
はじめに掲載したサクラマスの産卵に適する河床は、真駒内川のごく下流部です。真駒内川は、サクラマスにとって溯上しづらく、上流にいくにしたがって産卵適地のない川なのです。

砂防ダム、河床低下の問題については、下記サイトもご覧ください。
流域の自然を考えるネットワーク
浦壮一郎 web site

カテゴリ: 真駒内川

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130413_【参加報告】集会「川を住民の手に」 

北海道自然保護協会ら主催の集会「川を住民の手に~河川行政は変えられるか~」(4月13日(土))に参加しました。

1.今、河川行政を変えるために~霞ヶ関で起きていること…まさのあつこ(ジャーナリスト)

 国土交通省などの中央官庁の官僚組織が、何を動機としてどのように物事を動かしているかを窺い知る機会はほとんどないので、まさのさんの取材・報告は貴重でした。何をどこに作るかは重要ではない、とにかく作り続けることが彼らの命題なのだと再認識。

2.現場からの報告:

(1)サンルダム…宮田修(環境省環境カウンセラー)

 2012年末に国土交通大臣がサンルダム工事の再開に最終承認を与え、反対運動が下火になりつつあるなか、地元の抱える問題も含めて改めて説明、檄をとばしていただきました。

(2)平取ダム…佐々木克之(北海道自然保護協会)

同じ平取町に建設された二部谷ダムについて
・事前の計算を上回る堆砂があり、ダムの大方がすでに埋まっている事実の取り繕い
・アイヌの聖地を水没させた損失に対する意識の低さ
など行政の事業のずさんを解説していただきました。平取ダムについてもまともな回答が得られないとのことです。

3.サンル川のサクラマス…前川光司(北海道淡水魚ネット)

 有識者の協議会でたった二人の反対派の一人だった方です。天塩川水系には1000を越える河川構築物があるなかサンル川には砂防ダムが1つしかない、それゆえ、繁殖不適となった他の支流域と比べ、サンル川がとりわけ魚影の濃く貴重な繁殖地になっているのは皮肉なことだ。しかし、他の支流で繁殖環境を取り戻そうとしたとき、天塩川固有の遺伝子を持つグループとしてサンル川のサクラマスは不可欠だ、という主張は重要でした。

4.脱官僚支配のための法改正提案…西島和(日本弁護士連合会公害対策・環境保全委員会)

 「有効なガバナンス」の欠如が最大の問題で、これをどうにかできる手立てがあるのか、というのが、私のテーマなので、2012年6月に発表された日弁連の「公共事業改革基本法(案)」について、当の日弁連の方の話を直接聞くよい機会でした。国会で立法成立しなければ、絵にかいたもちですが、官僚も与党政府およびの大多数の野党も気乗りしないこの法案を提出する可能性があるのは共産党だけだろうな、と思うとちょっと気が遠くなります。西島さんも道のりは極めて厳しいという見解でした。

5.総合討論 住民参加の実現に向けて

 質問が西島さんに集中。当局批判はのれんに腕押しぬかに釘。やはり「ガバナンス」の構造的な変革が必要と参加者の皆さんも感じているのはないかと。

カテゴリ: お知らせ

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130413_集会「川を住民の手に」(北海道自然保護協会ら) 

日弁連起案の公共事業改革基本法(案)に注目しています。

◇◆◇

北海道自然保護協会ら主催の集会
「川を住民の手に」~河川行政は変えられるか~

政権が変って、私たちがムダで環境を破壊すると考えているダム建設が進められようとしています。現在だけでなく財源不足と環境悪化の負の遺産を将来の世代に課してはなりません。サンルダムと平取ダムの問題点をあげて、川を住民の手にとりもどし、未来に手渡すための提案を行なう集会とします。

会場:4月13日(土) 北大学術交流会館、13:00〜16:30
           開場12:30
資料代:500円

第1部
1.今、河川行政を変えるために~霞ヶ関で起きていること・・・まさのあつこ(ジャーナリスト)
2.現場からの報告:
(1)サンルダム・・・宮田修(環境省環境カウンセラー)
(2)平取ダム・・・佐々木克之(北海道自然保護協会)
第2部
1.サンル川のサクラマス・・・前川光司(北海道淡水魚ネット)
2.脱官僚支配のための法改正提案・・・西島和(日本弁護士連合会公害対策・環境保全委員会)
第3部
総合討論 住民参加の実現に向けて:司会佐々木克之(北海道自然保護協会)

カテゴリ: お知らせ

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