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130320_【参加報告】フォーラム「ダムによる河川生態系への影響」 

北海道淡水魚保護ネットワークによるフォーラム、「ダムによる河川生態系への影響」が2013年3月20日に行われました。

プレゼンターは次の方々。大変刺激的で勉強になりました。

●大熊孝(新潟大学名誉教授・NPO法人新潟水辺の会代表)
「川とは?-日本の川の現状と治水のあり方-」

河川工学者で、ダムを造ってきた立場から考え方を変えた方。
人をはぐぐむ場として川を定義し、民主党政権時代に
反対論者の立場で地域の協議会議長を務めることとなり、
2つのダム建設の取り止めの決定に関与。
堤防強化による防災を主張。


●福島路生(国立環境研究所)
「ダム開発と淡水魚の保全」
・河川生態調査報告のデータベースから、ダムの有無による
 棲息魚種数の違いを年代別にグラフ化。
・GISにより、北海道の河川とダムの位置をシミューレートし、
 川の分断される様子を視覚的にモデル化。
・メコン川に棲息する魚類の耳石に含まれる微量金属の組成から
 魚類の流域回遊状況を比較。


●竹門康弘(京都大学)
「戦後の流域土砂動態の変化と河川生態系の現状から河川整備計画を考える」
・淀川水系木津川の総合的な流域調査
・複数の行政所管にわたる総合的なフレームワークにあてはめた
 河川管理の課題を整理

●岩田智也(山梨大学)
「ダムによる河川物質循環の変化」
・ダムは珪素や有機物の下流への運搬を阻害し、下流や沿岸の生態系に
 影響を与える。
・人造ダムは、自然の貯水池、湖とくらべて水深が極めて深く、
 深部にできる嫌気層では、強力な温室効果ガスであるメタンが生成される。

●古林英一(北海学園大学)
「ダム建設をどう考えるか?―経済学の考え方から―」
行政が事業の可否判断に用いる費用便益分析を、主にサンル川ダムの事例を
もとに評価。

●平田剛士(フリーランス記者)
「『イトウ繁殖地直撃ダム』分断の記録」
陸上自衛隊矢臼別演習場内の別寒辺牛川、風連川に建設された、イトウの
産卵場への溯上を妨げる砂防ダムのスリット化までの困難について。

北海道各地のダム建設計画に関する評議会委員の実名リストを掲示。
(これが一番過激だったかも)

以上
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