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【床丹28】120707_現地意見交換会 

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2012年7月7日、石狩市浜益区床丹川に治山ダム建設を計画する石狩振興局が、2011年に計画に対する要望書・意見書を提出した団体に呼びかけ、現地において意見交換会を行いました。

参加したのは、北海道自然保護協会、北海道淡水魚保護ネットワーク、北海道の森と川を語る会。石狩市議蜂谷三雄氏もおいでになりました。

■石狩振興局は、各団体の要望書・意見書を受けて実施した調査の内容について次のように報告。

1.河道変動調査
河口部を含む8地点で2011/6/29と2012/5/15の2時点間の河道断面測量結果比較を行い、着目すべき変動は見られなかった。
2.魚類調査
4地点で2012/5/26、投網、タモ網、電気ショッカーにより、サクラマス(親魚、スモルト、幼魚、0歳魚)198尾を含む4種243尾を採捕、確認。秋にも調査を予定。
3.植生調査
2012/6/2-3、治山ダムによる潰れ地に複数の希少種を確認。秋にも調査を予定。

■北海道自然保護協会は次のように意見。

1.協会の2012/5の現地調査結果
床丹川の渓畔林には本来乾燥地に生えるミズナラ、アズキナシが混生しており、しかも樹種の直径が太いことから、頻繁な氾濫が生じている河川でないと考えられる。また林床にはチシマザサあるいはハイイヌガヤが優勢であり、過去の相当期間、土砂流出の形跡がないと言える。
2.予防治山の根拠
土砂流出の事実はないが「予防治山」として事業を計画していると聞く。予防治山は「山腹崩壊危険地や侵食により荒廃の兆しのある渓流などの山地において、災害を未然に防止するために治山ダム工や植栽工を行うこと」であるはずだが、荒廃の兆しのある場所を根拠を提示されたい。
3.床丹川の希少性・保存の重要性
砂防ダム・治山ダムのない、現在の日本ではめずらしく河川環境が保全されている希少な河川としての床丹川の特徴を多くの市民に知ってもらい、森と河川の関係と河川のあり方の探求を、市民団体とも共同でめざしてほしい。

■北海道淡水魚保護ネットワーク

1.床丹川のサクラマスの希少性
床丹川にはスモルトする以前の幼魚(ヤマメ)の時期から、海(河口付近)を利用する個体がいることが確認されている。このような生活史をもつサクラマスは調査を行っている河川においては床丹川以外にはこれまで報告されていない。
2.調査
当日の河川観察においても魚類が多数観察されている。石狩振興局の魚類調査について、秋の調査は産卵時期である9月に実施すべきであり、また分布密度調査、産卵床の確認も行う必要がある。

■北海道の森と川を語る会

1.氾濫原
床丹川は治山ダムNo1建設予定地点付近の数百メートルにわたって広い氾濫原を有し澪筋が3本に分かれて流れている。氾濫原は増水時に流勢を減衰させ、水棲生物に避難場所をあたえる機能を果たしており、森林の保水力の高さとあいまって床丹川が近隣河川と異なり歴史的に水害のない川であることを特徴づけている。
自由に水が溢れてながれることで洪水調整機能を果たす氾濫原に治山ダムを建設すると澪筋は1本に統合され、河畔の状況は一変する。それにより増水時に氾濫原の果たしてきた機能がどう変化するかについては予想できず、また回復も難しいので慎重な検討を要望する。

2.費用便益分析
100年に1度の土砂災害に対する予防治山とのことだが想定規模が過大に思われる。費用便益比2.3とのことだが、計算に用いた項目、数値、計算方法を具体的に提示されたい。

◇◆◇

石狩振興局は、調査結果からは当初予想していたよりも安定的な河川であるとの認識を示し、当日の得られた意見を踏まえた調査を継続し報告を行いたい、とのことでした。

床丹29】最終回!













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カテゴリ: 床丹川

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