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【床丹23】石狩市定例市議会での一般質問 

原文掲載サイトはこちらですが、全文引用しました。

棟方加代子市議が質問者です。
経済企画部長の答弁では次の点が不明確です。

1.千代志別と床丹の地形学的・水理学的な特性の違いを考慮せずに同一の取扱いをしようとしている。
2.「過去に水害があったこと」のみに言及し、水害の性質、頻度、被害の大きさ・重大さの評価がない。
3.治山ダムでコントロールし得るのは土砂の運搬だけであり、洪水時の土石流や土砂の異常堆積を抑止できたとしても、水量はコントロールできず増水被害には効果がない。

-以下、引用文--------------------------------------------

2011年第3回定例市議会 一般質問第3番
床丹川の治山ダム建設について

棟方 加代子

  1点目 床丹川の治山事業を要望した経緯について
  2点目 地域住民との意見交換について
  3点目 治山ダムが自然に与える影響について
  4点目 北海道への建設中止の要望について

  市民ネットワーク北海道は、当別ダムの建設中止を訴え活動してきました。この間、治山ダムや砂防ダムなどの河川横断構造物が河川や自然界に与える影響を数多く見てきました。河川に、治山ダムや砂防ダムを1基つくると自然の流れがとめられてしまうことから、細かな砂利や土砂が堆積し、下流域に次々に治山ダムや砂防ダムをつくらなくてはならない構造になっています。
  昨年3月石狩市は、北海道石狩支庁長に対し、治山事業施行要望書を提出しています。その中で、浜益区の床丹川も渓間工と森林整備について要望しており、その結果、治山ダム建設計画ができました。今年7月、床丹川の治山ダム建設計画が新聞に掲載され、多くの市民がこの記事によって計画を知りました。7月末には北海道自然保護協会や北海道淡水魚保護ネットワークから慎重な対応を求めるなどの要望書が北海道や石狩市に提出されています。8月9日、札幌市内で北海道の森と川を語る会主催の「床丹川から考える人は森と川にどのように関わって行くべきなのか」に参加してきました。
  北海道は、治山ダムの必要性として「上流の一部に崩壊地や、増水時に下流の集落や国道に土砂が流れ出す事が懸念される不安定土砂がある」ことをあげています。しかし、主催者の代表である小野有五北大名誉教授は、「川岸の崩壊はダムが必要なほどではなく、床丹川のような川にはよく見られる」と話されています。
  また、流域の自然を考えるネットワーク理事で、水中写真家の稗田一俊さんは、治山ダムには中央部に魚道をつくるので、「魚の遡上には影響はないとする」北海道の考えに、「治山ダムの目的とする土砂流出防止によって下流側の河床が下がり、川岸が削られて下流の泥が増える。サクラマスが河床の小石に生みつけた卵は、泥が溜まると窒息する」と話されています。稗田さんには、市民ネットワークが実施した当別川フィールドウオッチングに、専門家の立場で同行していただいたことがあり、澄んでいるように見える川も一歩足を入れることで泥水になる。本当の川の姿を見ることや河川横断構造物によって、川の流れが変わっている様子、河床が下がることによって護岸が崩れていることなど多くの問題点を発見することができました。
  河川横断構造物は、治水や利水の面から進められてきましたが、大型公共事業として進められてきた側面もあります。自然や生態系を崩さないように配慮するとして、工事が行われてきましたが、人間の考えるようにはいかないのが自然界です。コンクリートでつくられた魚道を登る魚が減少し、漁獲量が落ち込んだところもあります。床丹川は、ダムが1基もない北海道内では貴重な川で、それを象徴するように道内有数のサクラマスの生息地となっています。
  「水産総合研究センター」の調査によると、床丹川に生息するサクラマスの生息密度は、保護河川に匹敵するか、それを上回るほど高いとしています。これ程多いのは、魚の遡上を妨げるダムがないことが大きいからだと言われています。
  質問の1点目は、2010年7月、石狩市が石狩支庁長に対し、床丹川の治山事業を要望していますが、必要と判断し、要望をするまでの経緯について伺います。
質問の2点目は、市が石狩支庁長に対し、床丹川の治山事業を要望するにあたり、地域住民との意見交換が行われたのか伺います。
  石狩市総合計画の豊かな自然を守り育て生かすまちの現状と課題には、「海浜、湖畔の水辺地や山間・内陸部には多くの動植物が生息・育成していることから、これら自然の保護と利用の両立が必要となっています。そのために、動植物の状況を把握し、それらをもとに、保全のあり方を明らかにするとともに、利用者のマナーやモラルの普及、環境教育・学習を推進し、自然環境意識の普及、向上を図る必要がある」とあります。
  質問の3点目は、豊かな自然を守る観点から今回の治山事業施工の要望はどのように考えて行われたのかを伺います。
  北海道は昨年7月、北海道生物多様性保全計画を策定しました。その中で知事は、2010年を北海道らしい自然共生社会の実現をめざし、10月に名古屋でCOP10が開催されることや知床が世界自然遺産に登録されて5年、釧路湿原がラムサール条約によって、水鳥の重要な生息地として指定されて30周年を迎え、北海道が自然環境の保全、生物多様性の確保について、世界に発信していく大きな節目の年であるとしています。計画の中の河川、湖沼の項目では、「工作物の設置を制限することにより、水産動物の保護培養に適した河川の保全に努める」としています。
  また、「河川、湖沼環境の再生、復元として、これまで行われてきた河川整備は豪雨による洪水から人命や財産を守る治水、発電や灌漑用水などに使用するための利水を重点に進められ産業や生活の基盤づくりに寄与してきました。しかしながら、そうした治水などの効率化を図る工法として採用したコンクリート張りは土砂供給機能を低下させました。また、河道の直線化は河床勾配の増加をもたらし、動植物の生息・生育環境の悪化をもたらした」と明記しています。
  質問の4点目は、河川が本来有している生物の生息・生育環境を保全するためにも、今回の治山ダム建設は中止すべきです。市として、北海道に対し工事中止を要望すべきですがお考えを伺います。

  【 答 弁】  佐々木企画経済部長

  ただいまの御質問に、私からお答えをいたします。
  床丹川におきましては、過去何度か災害が発生をしているほか、隣接する千代志別地区におきましては、千代志別川の大はんらんが発生していること、あるいは北海道の調査におきましても集落の上流で河岸の浸食などが見られるなど、現状のままで河川災害が再発するおそれはないと、このように言い切る状況にはないというふうに認識をしてございます。こうした認識のもとに、道に要望書を提出したものでございます。
  なお、要望を行うに当たりまして、地域との意見交換会などは、特に行ってはございません。
  今回の治山ダムが、自然に与える影響についてということでございますけれども、ダムという作工物が設けられる、そうなれば自然に何がしかの影響が及ぶということは、避けられないとは思います。しかし、御質問にもございましたが、今回のダムというのはこれまでの一般的なものとは異なりまして、中央部を河床と同じ高さにすることによりまして、魚の遡上に支障のない構造とするなど、河川生態系等への影響を、できるだけ軽減するような配慮がなされているというふうに受けとめてございます。
  また、建設の中止についてのお尋ねでございますけれども、これも蜂谷議員にお答えをしたとおり、基礎自治体としては住民生活の安全・安心を守るといったようなことも、これは重要な立場でございます。そうした立場に照らして考えてみますと、現時点でこの治山対策の必要性についての認識というのは、変わるには至ってございません。ただ、ことしの7月以降の一連の動きも踏まえまして、事業主体である北海道に対しましては、より自然に配慮した工法の再検討について要請をしたところでございます。

 再質問
 
  地域の自然環境や住環境に影響を及ぼすことが、地域住民の意見を聞くことなく進められるのは問題であります。
  石狩市が、自治基本条例を制定して3年が経過しました。今からでも遅くありません。意見交換を行うべきです。また、工事の要望に際し、床丹川がサクラマスの生息地であることを認識されていたか、川底を同じにすることだけで、この生息地が守られるとは考えられません。一度、壊してしまった自然、特に生態系を復元することは皆無です。それは北海道にも言えることであります。生物多様性保全計画を推進するためにも、この計画の中止を求めるべきですが、再度のお考えをお伺いいたします。

  【再答弁】  佐々木企画経済部長

  まず、地域住民との意見交換ということでございますけれども、地域の住民の方々とは工事をする前の段階で、いろいろと説明はしているというふうな認識をしてございます。
  また、影響の話ですけれども、これも先ほど蜂谷議員にも申し上げましたが、北海道でこの先、この工法についての再検討をされるといったようなことでございますので、その中で影響があるのかないのか。要するに河床と同じ高さにしているといったような今回の設計が、どのようなものなのかといったような評価もされるのではないのかなというふうに考えております。

床丹24】に続きます。
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